進路

親が考えておきたい【本気バレエ】その後のこと・進学?留学?進路と将来

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この記事でわかること

この記事を読んでいただくと、バレエを頑張っている中学生・高校生くらいの時期に悩む子が多い、その先の進路将来についての考え方や親のサポートのヒントを得ることができます。

本気でバレエを頑張っているお子さんを応援している保護者の方の悩みで多いのが、
「このまま本気でバレエを続けさせてよいのだろうか」ということではないでしょうか。

ママB
ママB
プロのバレエダンサーを目指している高校1年生の娘ですが、大きなコンクールで決選には残れるけれど入賞はできません。

スカラ付きのコンクールでも、中2で短期の入学許可を1度もらったことはありますが、スカラは一度ももらったことはありません。

留学も希望していますが、このまま本気でバレエを続けさせていいのでしょうか。
ある程度のところで見切りをつけて、進学することに目を向けさせた方がいいでしょうか?

マンゴープリン
マンゴープリン
このお気持ち、ものすごく共感します。
まさしく長女はこのパターンでした。。

私の考えを結論から言うと、『親は子どもの選択を応援するのみ』
ということになります。

親は決して「もうプロになるのは難しいから辞めたほうがいいんじゃない?」
などと言ってはいけません。

ではどうするか。
そこをお伝えできたらと思います。

プロバレエダンサーの現実を伝える

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ここ、ものすごく大事です。

子どもは、基本的に私たち大人より視野が狭いです。
生きている年数も、関わっている環境も少ないのですから当然です。

特にバレエに関しては、バレエ教室の先生や教室のお友達、先輩、最近ではSNSなどからの情報もありますが、
基本的に偏った情報だけを得ている(自分に都合よく良いところだけを受け取っている)ケースが多いです。

親としては、プロバレエダンサーという職業をきちんと理解して、現状を子どもに伝え必要があります。

マンゴープリン
マンゴープリン
我が家の長女の場合はここをあいまいにしてしまっていあたため、最終的な進路決定が遅くなりました。
本人も悩んだ時期が長かったかもしれません。。

プロバレエダンサーは、バレエの舞台で作品を踊り、お客様に観て頂き、感動を与えた対価として報酬を頂くお仕事です。

そして、日本と海外では状況が全く異なります。

日本のプロバレエダンサー

日本のバレエ界は、舞台芸術を鑑賞するという点においての需要と供給のバランスがかなり崩れているので、ビジネスとしてはなかなか成り立ちにくいです。

日本国内でプロのバレエの舞台を鑑賞する人は、欧米と比べて限られた人たちとなるため、
公演自体も海外と比べると極端に少ない舞台で踊る機会が少ない収入も少ないのが現状です。

バレエ団としては、国立のバレエ団がありますが入団するのはかなりの狭き門です。

民間のバレエ団もいくつかありますが、ほとんどの人がバレエ団からのお給料だけで生活していくことは難しくバレエ教室で教えたり、他のアルバイトをして生計を立てています。

アーティスト級(群舞が主)だと1公演1.5~3万など公演ごとの報酬がほとんどです。

また福利厚生が整っていないケース、チケットノルマがあるケースも多いです。

お給料はそんな感じなのに、トゥシューズやタイツなど消耗品購入固定経費も必要です。

これでは、実家住まい、親の援助なしではとても生活していけません。。

バレエダンサーとしてだけのお給料で生活できている人=プロバレエダンサーと呼ぶのであれば、はたしてそのような人たちがどのくらいいるのか疑問なほどです。

ここは、ある程度の路を決定する年齢=中学3年生~高校生以上の子どもには必ず話をしておかなければならないと私は思います。

最近では、谷桃子バレエ団がバレエ業界の現実をYOUTUBEで発信していますね。

 

ただ、男性の場合は少し事情が違います。
日本のバレエ界では常に男性が不足しています。

所属しているバレエ団以外に、全国の発表会などの舞台に呼ばれて舞台に立ち報酬をもらうケースは一般的です。
フリー(バレエ団に所属せず)で、こちらが専門の方もいるくらいです。

海外のプロバレエダンサー

日本と海外(欧米)では、文化、歴史的背景が全く違います。

欧米では、劇場付きのバレエ団が多く、公演数も日本と比べ物にならないくらい毎日のようにあります。

やはりこれは、需要と供給のバランスで、バレエを観る人が相対的に多いからです。

 

国立のバレエ団員の場合は、公務員として安定したお給料で生活できます。

もちろん、トゥシューズなどの消耗品も支給されます。

国立でないバレエ団であっても、観客が多ければその分収入もあるわけで、
報酬も安定的に支払われます。

本気でバレエをしている子どもたちの多くはそのことを知っているので、
海外のバレエ団への入団を目標にしています。
(そこだけが海外を目指す理由ではないと思いますが、、)

ただ、今はどこのバレエ団も運営状況はあまり良いとはいえず、
よほど光るものが無いと日本人の入団は厳しくなっています。

留学は別です。
お金を支払えば受け入れてくれるところは結構あります。

留学はしたけれど、就職できず(バレエ団に入団できず)、
帰国して国内バレエ団の試験を受けてもなかなか決まらず、
アルバイトをしながらスタジオでレッスン。
もしくはバレエ自体を辞めてしまった。

なんていうのはよく聞く話です。

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親がどこまで援助できるかを伝える

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日本と海外のプロバレエダンサーの現状がわかった上で、もうひとつ必ず伝えておきたいのが、親がどこまで援助できるかです。

これは各家庭で違ってくるとは思いますが、バレエに限らず、学生時代は援助する、
就職したら援助は終わり、というケースが多いのではないでしょうか。

中には多少の援助はするし、それでも子どもが踊っている姿を見たい!という保護者さんもいる事でしょう。

それならそれでも良いとは思いますが、
バレエとの向き合い方を考えさせる」「子どもの自立を促す
のであれば、そこ(多少の援助)はあえて伏せておくのがよいのでは?と私は考えます。

プロバレエダンサーを辞めた後のことも考える

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バレエは若い芸術です。

吉田都さんクラスの方であれば、50代でも舞台に立つ人はいますが、
現実としては30代~40代前半には一線を退く方が多いのではないでしょうか。

また、バレエは身体を使って表現する芸術ですから身体が資本です。
怪我や病気といったことで踊れなくなる可能性もあります。

そうなった場合、その後のキャリアをどうするのか。

しっかりとでなくてもいいですが、ある程度考えておくようにうながすことが必要です。

その後のキャリアとして考えられるのは、バレエ教師やバレエに携わる仕事、ヨガや他のダンスインストラクター、身体のメンテナンス関係、、、

または、まったく別の仕事に就いて、バレエは趣味としてかかわるという選択もあります。

マンゴープリン
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怪我でバレエの道を断たれた長女はこちらの道を選びました。

いずれの場合でも、その道を選んだ場合の道筋(すぐに仕事として成り立ちそうか、就職できそうか、新たに学校などで知識を学ぶ必要があるのかなど)をある程度子ども考えさせておく、もしくは話し合いましょう。

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それでもプロを目指すという場合

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プロバレエダンサーの現実」、「親の援助」、「ダンサーを辞めた後のキャリア
このことを伝え、子どもと話し合い、考えさせ、それでもプロを目指す!というのならば、親のできる事はただひとつ。

全力で応援するのみです。

大好きなバレエにプロを目指して本気で取り組みがんばっている子どもは、
高校2年~3年の進路を決定する時期(子供によってはその前かもしれないし後かもしれないけれど)には、自分のレベル、限界がある程度わかってきます。

やりきった後は、自分で自分の将来を選択します。

そして親はまた、その選択した道を応援するのみです。

10代のこの時期に、好きなことに本気で取り組むこと。
もう限界!と思えるまでやりきることは、
もしも別の道に進んだとしてもその先の長い人生で間違いなく生かされます

また、バレエという特殊な世界で頑張ったことは、必ず本人の誇りになります。

親としては、長い目で、広い視野で、冷静に、子どもの将来を見守っていけたらよいですよね。

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バレエの世界はちょっと独特で分からないことだらけ。ふたりの娘のバレエを応援していた元バレエママが、自身の経験を元に、バレエを頑張るお子さんをサポートする保護者の方を応援する情報を書いています。 詳しいプロフィールはこちら

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