この記事を読んでいただくと、思春期以降のジュニアバレリーナの【体臭・ワキ臭】対策がわかります。
ワキガかも?と思うのですが、本人はあまり気になっていないようです。
発表会が夏なので、体臭やワキのニオイが心配な様子です。
夏が近づいてくると、汗や体臭、ワキのニオイが特に気になってきますよね。
特に、レッスンで毎日汗をかく思春期以降のジュニアバレリーナたちは、とても気にしていることが多いですね。
我が家の娘たちも、汗臭、ワキ臭はかなり気にしていました💦
ここでは、そんなジュニアバレリーナにおすすめの対策をまとめてみました。
体臭・ワキ臭対策3ステップ
最初に対策の3ステップをお伝えしておきますね。
- 自分のニオイの現状を把握する
- 体臭・ワキ臭を予防する
- 体臭・ワキ臭を対処する
当たり前といえば当たり前ですよね。
ただ、この順番を間違えて、いきなり③の対処するにいくよりも、
①、②と順序立てていく方が確実ですし、効率的です。
“急がば回れ”ですよね。
まずは現状把握をしよう
私が過敏なだけかもしれないし、、、
体臭やワキガかどうかは自分でも家族でもはなかなか判断しにくいですよね。
何をするにも、まずは現状を把握することが大事です。
検査や測定の方法がいくつかあるので紹介しますね。
セルフチェック
ワキガを自分でチェックする方法です。
保護者さんでしたら、お子さんを観察してみてください。
次の項目をチェックしてみましょう。
家族にワキガの人がいる
耳垢が湿っている
洋服のわきの下の部分が黄ばむ
体毛やわき毛の濃さは濃い方か
自分が臭いと感じる
他人に臭いといわれた
お肉や乳製品をよく食べる
寒い季節でも汗をかく
上記のうち、いくつかあてはまっていたらワキガの可能性があります。
でも、子ども自身はワキガそのものを知らなかったり、気が付いていなかったりすることも多いです。
家族があれ?と思ったら、まずは測定・検査することをおススメします。
病院で検査
形成外科や美容外科、皮膚科などへ行けば検査してくれます。
自分では、普通の汗臭なのかワキガなのかはなかなか判断が付きませんよね。
そこは専門家に診てもらうが間違いありませんし安心です。
- ガーゼを脇に1分ほどあてて、医師が嗅いで判断するようです。
→3,000円程度 - 正確に判断するには、試験切開をして、アポクリン汗腺の数を確認します。
→50,000円程度
とはいえ、病院へ行ったりするのは子どもも恥ずかしがって行きたがらないかもしれませんよね。
自宅で測定・検査
セルフチェックだとなかなか判断しにくいけど、病院へ行くのは恥ずかしいし気が重い。。
特に思春期の子どもは抵抗しそうですよね。
そんな時におすすめなのが、キットを購入して自宅で測定する方法です。
測定方法は簡単。
送られてきたキットに入っているTシャツを1日着て、そのTシャツを送り返して測定してもらうだけ。
専門家による成分解析や印象評価をしてくれて、測定結果を送ってくれます。
効果的なケア方法を一人ずつオーダーメードで提案してくれたり、
ワキガ治療が必要かどうかの判断をしてくれたりします。
- 自宅でできる体臭測定キット『odorate』<<公式サイト
- 自宅でできるワキガ検査キット『odorateAP』<<公式サイト
体臭・ワキガを予防する
ここでは、体臭やワキガの予防方法をあげてみました。
風邪でも、コロナでも、まずは予防ですよね。
ニオイの原因は、なるべく元から断ちましょう!
肌や脇を清潔に保つ
体臭やワキガのニオイの元は、“アポクリン汗腺”という汗腺から分泌される汗です。
この汗に含まれている成分が体の表面に存在する雑菌によって分強いにおい強いニオイを発します。
汗自体にはニオイはほとんどありません。
汗をかいたら拭く、シャワーを浴びるなどして、原因を取り除くことが重要です。
体毛、わき毛の処理をする
肌を清潔に保つためには、ムダ毛処理は欠かせません。
剃毛、除毛、脱毛と方法はいくつかありますが、
ジュニアバレリーナであれば、まずは費用のかからない方法から試してみましょう。
- ゼロクリーン クリーム&ローション<<公式サイト
- 子どもも使える【パイナップル豆乳除毛クリーム】<<公式サイト
通気性、吸湿・吸水性の良く、速乾性のある服を着る
特に夏場の衣類は気を付けたいところです。
なるべく通気性がよく、吸水性・吸湿性がある、または速乾性のある素材を使った衣類を選びましょう。
特に肌着は、綿や麻といった天然繊維のものがおすすめです。
着る前に、衣類にデオドラントスプレーを塗布しておくことも効果的です。
- お気に入りの服にスプレーするだけで消臭加工<<公式サイト
食事を見直す
お肉やお菓子、乳製品などの脂質の多い食べ物は少し控えましょう。
たんぱく質は、魚や豆類、脂身の少ないお肉などから摂取するとよいですね。
また、ニンニクや玉ねぎなどの香りの強い食材はを多く食べると体臭も強くなりがちです。
気になっている場合は少し控えめにした方が良さそうです。
ストレスを減らす
ストレスが加わると、交感神経が優位になり汗の量が増加します。
精神性発汗は、ストレスだけでなく、不安や緊張によっても引き起こされます。
思春期以降は、それまでにない悩みやストレスをかかえているかもしれません。
家では、あまし深刻にならず、あっけらかんと楽しい雰囲気を作ってあげましょう。
体臭・ワキガを対処する
どんなに予防しても、汗はかくし、体臭やワキガは度合いは体質によっても違ってきます。
ここでは、いくつかのおすすめの対処法を紹介しますね。
ミョウバン水を使う
お手軽で安価な対策方法としては、手作りミョウバン水を使う方法があります。
ミョウバンとは:
お料理にも使うあれです。
科学的には、カリウム・鉄・アルミニウムなどの金属イオンが硫酸塩として結ばれた複合塩のことで、自然界にも存在し、薬油の成分としても有名です。
消臭効果:
ミョウバンは水に溶けると酸性になります。
一方で、臭いの元となる細菌はアルカリ性を好みます。
従って、皮膚の表面をミョウバンで酸性にすることで、
最近の繁殖を抑えることができます。
さらに殺菌作用もあります。
金属そのものの消臭効果もあり。(金属アレルギーの方は少し注意が必要です)
ミョウバン水の作り方:
<材料>
- ミョウバン50g (ミョウバンでも焼きミョウバンでもOK)
- 水 1,500mg
- 空のペットボトル
<作り方>
- ペットボトルにミョウバンを入れ、蓋をして軽く振る
- 一晩置く(ミョウバンは溶けにくいため)
- 無色透明になったら完成
- 小さなスプレー容器に入れ替えて使う
※冷蔵保存で約1か月近く持つが、1~2週間サイクルで新しいものを作る方がよい。
※肌質によって合わない場合もあるので、初めての使用前にパッチテスト(腕の内側などに少し吹きかけ様子を見る)を行いましょう。
デオドラント製品を使う
からだのニオイが気になるときにデオドラント製品や制汗剤を使うのは一般的かなと思います。
ただ、薬局などに売っている市販のものだと、
ワキガなどにはなかなか効果の無いものも多いです。
わたしの一番のおすすめは、我が家でも長年愛用している”デオクリスタル”です。
値段も高くなく、何と言っても長持ちします!<1個で約半年~1年!
使い方は簡単。
濡らしてワキなどに塗るだけです。
朝ぬればだいたい一日ニオイは気になりません。
唯一の難点は、落とすと割れてしまうということくらいでしょうか。
(今まで何度落としたことか。。。)
携帯用の小ぶりのものや、シート状のものもあります。ぜひお試しあれ。
※関連記事:【デオクリスタル】でニオイ対策/ジュニアバレリーナにもおすすめ!
手術する
形成外科などの病院で施術してくれますが、
まだ成長期であるジュニアバレリーナには抵抗のある人も多いかと思います。
まずは、上記の予防や対処法を試してみてから考えてもよいのではないでしょうか。
日本人は体臭やワキガにマイナスイメージをもっている
ニオイに関しては、他人の匂いは気になっても、自分のものはなかなか自分で気が付けなかったりします。
特にワキガは、日本人のうち10~15%ほどしかいない少数派なので、
それが原因でいじめや仲間外れなんてこともあるようです。
でも外国人にはもっと多くいて、人種によっては肯定的に受け取られています。
元来きれい好き、清潔好きな国民性から、不潔と捉えられてマイナスイメージになってしまうんだと思います。
ましてや、バレエで男性と組んでパドゥドゥを踊るとなれば、相手の方のためにもしっかりと対策したいところですよね。
なので、保護者さんが気になる時があったら、そこはしっかりサポートしてあげましょう。
まとめ
今回は、暑くなってくると特に気になる体臭やワキのニオイについての対策を、
3ステップで解説してみましたがいかがでしたか?
- 現状を把握する
- 予防する
- 対処する
子供の成長は思っている以上に早くて、
ニオイに関しては、早い子では小学4~5年生くらいから気になってくる子もいます。
親の方が先に気が付いたり、子どもの方が気にしていたりと、
状況はケースバイケースかとは思います。
いざという時は、この3ステップで対応すれば大丈夫です。
ニオイなんか気にせずに、レッスンに打ち込ませてあげたいですよね。
お子さんと保護者さんの健やかなバレエライフを応援しています!