この記事を読んでいただくと、
バレエ留学をめざしているお子さんに必要な準備を知ることができます。
留学が決まってからではなく、早めに準備していくことで、
お子さんのモチベーションも上がりますし、
留学前に慌てることも少なくなります。
今から準備しておくことはありますか?
サマースクールは来年なので、それまでに身に着けておいた方がよいことなどはありますか?
親としては子どもの夢を応援してあげたいですよね。
バレエ留学へ向けての準備は、親の助言や行動も必要になってくるかと思います。
ここでは、お子さんがバレエ留学を希望している場合や、すでに留学が決まったという時に、準備したり身に着けておいた方がよいこと5つをピックアップしています。
参考にしてみてくださいね。
英会話
なんといっても、まずは英会話です。
英語圏ではない国(フランスやロシア、ドイツなど)に行くにしても、
簡単な日常英会話くらいができていれば、空港やお店などではさほど困ることはありません。
また、バレエ用語に関しては基本フランス語で、
日本のいつものレッスンで使っている言葉になるので理解はできると思います。
ただし、バレエ留学のための英会話を身に着けるためには、
ポイントを抑えることが必要になってきます。
バレエ留学のための英会話に必要なこと
- リスニング力(聞く力)
- コミュニケーション力(他者と意思疎通を図る力)
この2点は特に重要です。
もちろん他にも大切なことはありますが、
ポイントを絞ることによって、バレエ留学に必須な英会話力を集中して、
効率的に身につけることができます。
リスニング力
外国人の先生のレッスンでの一番の課題は、
指導してくれる先生が言っていることが聞き取れないということです。
日本でワークショップなどがある場合は、
通訳の方が付いてくれて問題ないケースが多いですが、留学先ではそうはいきません。
注意してくれたことが理解できず、どこをどう直せばよいのかわからなかったら、
せっかく海外留学してバレエを習っているのにもったいない!ということになりますよね。
最低限、下記については、調べて理解し、インプットしておきましょう。
- 身体の部位(肩、膝、腕など)を表す名詞
- 動作(伸ばす、曲げるなど)を表す動詞
- 状態(柔らかく、強く、優しくなど)を表す形容詞
下記の本がかなり役に立ちます!(もう持っているかもしれませんね)
コミュニケーション力
日本に住んでいて普通に生活していると、外国人と話したりする機会はほとんどありませんよね。
島国で、全国民の数パーセントしか外国の方が住んでいない日本では仕方ないかなと思います。
さらに日本人はシャイで、自己主張することも少ないですしね。
でも留学を希望しているなら、ここは多少でも改善していきたいところ。
相手に興味を持つ、相手の目を見て話しを聞く、笑顔ではっきりと答える
(yes!大きく答えるだけでも違います)ところから始めてみましょう。
方法/手段
費用負担が少なく、忙しいジュニアバレリーナにぴったりな英語習得方法は、
『オンライン英会話』
英会話スクールも、コロナ禍でずいぶんかわりましたね。
日本で英会話を身に着けるための手段は、大きく分けて下記のような方法があるかと思います。
英会話教室
日本には英会話教室がたくさんありますね。
我が家の娘たちも小学校高学年から、英会話教室に週に一回通っていました。
外国人の先生とのグループレッスンだったので、コミュニケーション力がアップし、
発音はよくなったと思います。
とはいえ、すらすら話したり聞き取ったりできるようになったのは
留学2年目くらいからだったと記憶しています。。
はじめて短期留学後、娘は下記のように言っていました。
- 外国人相手だと、思っている以上に言葉が出てこない
- 最初のうちは、相手が言っていることもなかなか理解できなかったけど、少しづつ理解できるようになってきたところで帰国した感じ
- 最後の方(4週間の短期)は少し慣れて、相手の言うことに簡単な言葉で返せるようになっった
- 発音がきれいだねと言われた
最後の『発音』については、“日本人にしては”ということかな?と思ったりもしますが、
英会話教室に通っていた成果もあるかなと思いたいところです。。
- 直接先生と会って学びたい
- 体系立てて学びたい
- 学校の勉強にも役立てたい
オンラインスクール
少し落ち着いたとはいえ、コロナ禍の今、オンラインスクールはありがたいですよね。
多くの英会話スクールがオンラインレッスンをしていますね。
- スケジュールの合間をぬってすき間時間に学びたい
- 費用をできるだけ抑えたい
おすすめオンライン英会話スクール
カフェ英会話
カフェで、気軽に英会話レッスン!
おしゃれだし、お値段もお手頃なところが多いようで、
関心がある方も多いのではないでしょうか。
先に紹介したバレエ英会話の本を元にレッスンするのもいいですね。
- 英語はある程度理解しているけど会話が苦手な人
- 外国人を相手に会話の練習をしたい人、慣れたい人
おすすめカフェ英会話
独学・教材・アプリ
何かの教材や本などを元に、自分で学習する方法です。
昔(私が学生だった頃)は、NHK英語講座をテキストとラジオやテレビで学習する人も多くいました。<私は3日で挫折した派笑
バレエ留学のための英会話の学習ならば、このような教材を使って英会話に慣れておくというのもよいかもしれません。
いきなり英会話教室やオンラインレッスンには抵抗があっても、このような教材ならスムーズに英会話の習得ができるのではないでしょうか。
- 英会話教室などに行っている時間が無い
(ジュニアバレリーナは勉強やレッスンで忙しいよね) - 予算重視(教材購入時の初期費用のみ)
- リスニング力を高めたい
- 語彙力をアップさせたい
特化型
何かに特化したレッスンをしている英会話スクールを、勝手に特化型と位置付けました。
どんなところがあるかというと、
- TOEICやTOEFL、IELTSといった試験対策に特化しているスクール
- 発音改善に重点を置いているスクール など
目的に応じて選べるスクールですね。
- イギリスへのバレエ留学を考えているなら、IELTSスコアの取得は必須
- 発音をよくしたい人
おすすめ特化型英会話スクール
番外編
英会話は、留学前に身に着けておく必須のこととは思いますが、
毎日、学校やレッスンで忙しいジュニアバレリーナにとって、
あらたに時間を確保したりすることは容易ではありません。
気持ちはあっても、疲れていて身体が付いていかないかもしれませんね。
実際、留学した娘や娘の友達をみていても、ある程度日本で勉強していったとしても、
留学先ですぐに会話ができるようにはなっていないようです。
半年、1年と毎日外国語を聞いて、先生やクラスメートたちとコミュニケーションをとっていって、やっと会話ができるようになるといった印象です。
発音についても、やはり毎日の生活の中で身についていったという感じですね。
なので、留学準備として、上記のスクールなどで学習することは前提として、
いざ留学が決まっても英語の不安がある場合は、POCKETALK(ポケトーク)がおすすめです。
特に、年齢が低い子や、急に決まった短期留学、
長期留学でもエージェントを付けずにいく子などは、これがあると心強いと思いますよ。
また、英語圏以外の国へ留学する場合も、これがあれば親としても安心です。
子どもの英会話力が上達して必要なくなっても、
家族が海外旅行に行く時なんかにも使えますしね。
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海外バレエ学校の情報収集
バレエ学校は、世界中にたくさんあります。
バレエ留学を希望しているお子さんも保護者も、
有名なバレエ団の付属のバレエスクールや、
コンクールなどでスカラシップを授与していて、
知っているスクールなどがあるかとは思います。
そういったバレエ学校以外にも、調べてみると多くのバレエ学校が存在します。
国立も私立ありますし、レベルもさまざまです。
今はインターネットもありますし、YOUTUBEで動画も観ることができます。
高校生以上であれば、自分で調べてみることも大事です。
(もちろん中学生以下でも)
コンクールで入学許可やスカラシップを狙うのではなく、
直接オーディションを受けることも可能です。
国別
バレエ学校は本当に世界中にありますね。
バレエ団が世界中にあるので、その付属の学校が自ずとあります。
まずは、気になるバレエ学校をピックアップしてみましょう。
西欧
- イギリス:ロイヤル、イングリッシュナショナル、セントラル、エルムハーストなど
- フランス:オペラ座、コンセルバトワール(パリ・リヨン)、マルセイユ国立、カンヌ
- ドイツ:ハンブルグ、ジョンクランコ、ベルリン、ミュンヘン、マンハイム、ドレスデン、ニュンベルグ、
- スイス:チューリヒタンツアカデミー、チューリヒオペラ座付属、ルードラベジャール
- オーストリア:ウィーン国立歌劇場、ウィーンコンセルバトワール
- オランダ:オランダ国立、ハーグ王立
- ベルギー:アントワープ、ブリュッセル
- イタリア:ミラノスカラ座
- モナコ:プリンセス・グレース
東欧
- ロシア:ワガノワ、ボリショイ、ノボシビルスク、ペルミ
- ウクライナ:キーウ国立
- ポーランド:ビトム国立
- ハンガリー:ハンガリー国立
- ベラルーシ:ベラルーシ国立
北欧
- デンマーク:デンマーク王立
- ノルウェー:ノルウェー国立
- スウェーデン:スウェーデン王立
- フィンランド:フィンランド国立
- エストニア:エストニア国立タリン
北米
- アメリカ:SAB、ジャクリーンケネディオナシス、サンフランシスコ、
ボストン、ヒューストン、ジョフリー、ヒューストン、ワシントン、マイアミ、
オーランド、ピッツバーグ、etc - カナダ:カナダナショナル、ウィニペグ、アルバータ、ヴィクトリア
アジア
- 韓国:ユニバーサルバレエ
- 中国:国立遼寧バレエ団付属、上海バレエ団付属
- シンガポール:シンガポールバレエアカデミー
オセアニア
- オーストラリア:オーストラリアン、クィーンズランド、コンセルバトワール、タニアピアソン
- ニュージーランド:スクールオブダンス
レベル別
超ハイレベル
いわゆる世界三大バレエ団の付属学校などです。
英国ロイヤル、パリオペラ座、ワガノワに加え、ハンブルグ、
アメリカンバレエシアター付属JKOスクール、スクールオブアメリカンバレエなどなど
各国のトップレベルバレエ団がそれにあたります。
ハイレベル
上記の超ハイレベルバレエ団とそこまでレベルに大きな差はありませんが、
日本人が入学するのはなかなか難しいバレエ学校です。
イングリッシュナショナル、ジョンクランコスクール、ミュンヘン、ルードラ・ベジャールローザンヌ、ウィ-ン国立、プリンセスグレースアカデミー、オランダ国立、サンフランシスコバレエスクール、カナダナショナルなどなど
他
日本人も比較的受け入れてくれる学校です。
(とはいっても入学はなかなか厳しいところも多いです)
レベル的に劣っているというわけではありません。
セントラルバレエスクール、エルムハースト、ベルリン国立、マンハイム、チューリッヒタンツアカデミー、カンヌ、アントワープ、ワシントン、ボストン、ヒューストン、ピッツバーグ、コロラド、ロイヤルウィニペグ、アルバータ、オーストラリアンなどなど
学費など
授業料の他に、滞在費用、その国の物価なども調べておくとよいでしょう。
国によってもかなり違いがありますし、公立か私立かでも違ってきます。
公立、国立でも、国によって費用が多くかかる国、ほとんどかからない国があります。
その時々の為替レートによっても、金額が大きくなれば差も大きくなります。
例えば、アメリカへ留学する場合:
- 1ドル=100円の時 学費:10,000ドル=100万円
- 1ドル=130円の時 学費:10,000ドル=130万円
※30万円も違います!!!
居住方法
寮の有無、ホームステイ、アパート、国や学校によって違ってきます。
また、未成年の場合、ガーディアン(保護者)が必要だったり(英国)、ホームステイが必須(カナダなどで寮でない場合)な国もあります。
スケジュール
年間のスケジュールに加え、日々のレッスンスケジュールもわかるといいですね。
海外のバレエ学校では、日本のように夜遅くまでレッスンをするといったことはまずありません。
物足りなく思う人もいるようですが、逆に、朝~夕方までレッスン漬けで、
夜までとても体力が持たないという感じになる人もいるようです。
先生方の経歴
ほとんどのバレエ学校のホームページなどに、先生方の経歴が載っています。
ざっくり見ておくと、どのような先生なのかがわかるし、英語の勉強にもなります。
ただし、現役時代に輝かしい功績を残された方が素晴らしい指導者かというと
これまたそうでもなかったりしますね。(海外に限ったことではないけど)
ビザ取得方法
国によって取得方法が違います。
日本で取得していくケースが多いですが、留学先で取得するケースもあります。
ここは、留学が決まってからでもよいかもしれませんけどね。
ある程度分かっておくと、いざという時慌てないかなとも思います。
高校生以上は本人に調べさせましょう→主体性をもたせる
(興味があれば、もちろん小中学生でも)
日本での高校の情報収集
小学生、中学生でバレエ留学を意識し始めたら、日本の高校をどうするかも考えましょう。
住んでる地域によって、選択の幅が出てくるかとは思いますが、
ある程度考えたり調べたりしておくことが大事です。
地元の高校を調査
一番手っ取り早いのは、バレエ教室の先輩の進路を知ることです。
バレエ留学した先輩がいれば、その人が行った高校を調べてみましょう。
また、他にも選択肢が無いか調べてみるのもよいでしょう。
公立、私立ありますが、バレエ留学する費用を考えると公立で考えることをおすすめします。
通信制高校の調査
中学生で留学が決まった場合、現地で高校に通わない場合はこの選択になるかなと思います。
また、高校の途中で留学となった場合、長期休学ができない学校の場合は、
退学して通信に切り替えるといったことが必要です。
いづれにしても、どのような学校があるのか前もって調べておくと安心です。
小学生の時に中学受験
早くも小学生の時にバレエ留学を希望した場合、中学受験をして中高一貫校へ行くという選択肢もありかとは思います。
ただ、中高一貫校は私立がほとんどですし、入学しても、留学して途中で辞めないといけない場合は少しもったいない気もします。
メリットとしては、高校受験を気にせずバレエに打ち込めるということでしょうか。
どちらを選ぶかはご家庭の考え方次第ですね。
小学校からの一貫校であればここは考える必要ありませんね。
怪我などで挫折した場合の進路
バレエは自分の身体で表現する芸術なので、当然怪我などでダンサー生命を絶たれるということはよく聞く話ですし、娘もそうでした。
普通には生活できるような怪我でも、アスリート並みに身体を使うダンサーとしては難しいということもあります。
そうなった時のことはあらかじめ考えておくべきでしょう。
ダンサーの経験を生かした職業に就くのか、学校へ行き直すのか、
そこは常に、前もって考えておきましょう。
トゥシューズ/加工やリボン付け
バレエ女子にとって、バレエをしている限り永遠に作業し続けなくてはならない
『トゥシューズ』の加工。
日本にいる時は、保護者=特に母親がしているケースも多いと思います。
かくいう私も、中学生の間はやっていました。。汗
ただ、高校生になってからは、一切手伝わないことにしました。
高校生になって、少し時間に余裕ができたことと、
留学するならここは自分でできないと、留学した時に本人が困ると思ったからです。
(単純に私が解放されたいという思いもありましたけどね。。笑)
高校生になったらまずは必須と思っておきましょう。
もちろん中学生でも、留学が決まっているならチャレンジさせてみてください。
多くのダンサーさんが、YOUTUBEに動画をアップしてくれています。
身の回りのこと
日本で家族と暮らしていれば、当然のようにしてもらえることも、
留学先ではそうはいきません。
ある程度はできておくにこしたことはありません。
家事全般
海外での居住方法は先々でさまざまですが、家事全般について、ある程度身についていると留学先でも安心です。
洗濯
基本的には自分ですることになるでしょう。
とはいっても、洗濯機もあるでしょうし、あとは干して乾いたらたたむだけです。
とはいえ、普段からやっていないとこの作業も難しく感じるかもしれません。
ホームステイなどでは、家族のものと一緒にまとめて洗ってくれるケースもありますが、
海外では日本のように毎日洗濯するわけでもないようで、
一週間に一度、大量の洗濯物をまとめ洗いする家庭も少なくないようです。
日本にいる時から、レオタードやタイツくらいは、お風呂で洗うなどして洗濯の練習をしておきましょう。
これは、遠方の宿泊を伴うコンクールに行った時などにも役に立ちます。
↓娘も愛用していた旅行用洗剤。洗面台で泡立てっ使えて超便利です!
掃除
レッスンで忙しいとは思うけど、週に1度くらいはササっとお掃除できるといいですね。
クイックルワイパー(床用とハンディ)などがあると便利です。
料理
寮やホームステイなどでは自分で作ることはほとんどないかもしれませんね。
ただ、海外へ行くとどうしても日本食が食べたくなります。
簡単にできる味噌汁や卵焼き、カレーや簡単な煮物などができるようになっておくと安心ですね。
↓娘が持って行った『ちびくろちゃん』は電子レンジでご飯がたけます!
お金や物の管理
当然ですが、海外留学すれば、身の回りのことは誰も手伝ってくれません。
特にお金の管理は大事です。
今は、キャッシュレス時代ですし、多額の現金を持ち歩くことはほとんどないかもしれませんが、逆に使いすぎには注意です。
また、海外では日本とは比にならないほど盗難も多いです。
長女もお財布を落としたり、スマホをバスに置き忘れたりしたことがありました。
スマホは出てきましたが、お財布は出てきませんでしたね。。
検索力
これに関しては、もしかすると、今の時代は親よりも子供の方がたけているかもしれませんね。
何か困ったことがあっても、調べれば多くのことがわかる時代です。
何かわからないことや興味を持ったことがあれば、人に聞く前にまず検索する力を身に着けておけば、海外へ行っても自分の力で何とかできることも多いです。
精神力
海外では、言葉の問題もありますし、あからさまでないにせよ人種差別的なことや理不尽なことは多々あります。
日本にいる時は、家族や先生、お友達が助けてくれたり、話を聞いてくれたりして頑張れたことも、海外ではなかなかそうもいきません。
ラインなどで連絡を取れるといっても時差もあってすぐに連絡を取れないこともあります。
自分でなんとか気持ちに整理を付けていかなければなりません。
日本にいる時から、落ち込んだ時の対処法や気分転換の方法を調べたり、
気分が上がるグッズや癒しグッズなど決めて持っていくとよいかもしれません。
できることからすぐに始めよう
あれこれ書いてきましたがいかがでしたか?
その気になれば、今からでもすぐに始められることも多かったのではないでしょうか?
とはいえ、一気にすべてをスタートさせるのは無理があるかもしれませんね。
優先順位を付けて、できるところから始めてみてください。
お子さんにも、状況を見つつ、少しづつ提案したりしてみてくださいね。
バレエ留学を目指すお子さんや保護者の方を影ながら応援しています。