この記事でわかること

この記事を読んでいただくと、バレエ留学に適した年齢費用負担が少ない国、その理由を確認できます。

お子さんのバレエ留学の時期費用日本の学校との兼ね合いを考えている方の参考になればうれしいです。

ママB
ママB
バレエ留学を希望している中学1年生の娘ですが、
留学は何歳頃から行くのがよいのでしょうか。

費用面も気になります。国によってもかなり違うと聞きます。

もちろんオーディションに合格する必要があるとは思いますが、
高校受験との兼ね合いもあると思うので、今から考えておければと思っています。

マンゴープリン
マンゴープリン
バレエ留学に関しては、保護者もいろいろと気になるところですよね。

バレエ留学は人それぞれで、これが正解といったものありません。

そうは言っても保護者としては、前もって知識をインプットしておくことで、
いざという時の対応や覚悟が違ってきますし、
ある程度の準備をしておくこともできます。

ここでは、我が家の経験や、娘の教室の先輩やお友達のからの情報、
当時わたしが調べてわかったことなどから記事を書いていますので
そこはご了承ください。

1.海外のバレエ学校

バレエ学校

海外のバレエ学校と言っても、国によっても違いますし、国立・私立さまざまです。

ここではあげているのは一般的なバレエ学校のケースになります。

年齢

ほとんどのバレエ学校が10歳くらいから生徒を受け入れています。

ただし、留学生の受け入れはもう少し年齢が上がってからというところが多いですね。

本人的にも、家族から見ても小学生のうちは、身体的にも精神的にもまだまだ子供。

最低限、自分のことは自分でできるようになり、精神的にも安定してくる年齢になってからが望ましいと思います。

サマースクールや短期の留学であれば受け入れているところもあります。

とはいえ、プロをめざすような本格的なレッスンは、16歳くらいからというところがほとんどです。

そして18歳で卒業というのが一般的です。

入学条件

国立のバレエ学校は、基本的に試験があります。

有名なバレエ団付属のバレエ学校の試験では、合格倍率はかなり高いといことはご存じの方も多いと思います。

中には、親族の体型までチェックされる学校もあります。

プロを育成するための教育機関ということですね。

そして、毎年進級試験があってふるいにかけられるのが一般的です。

下記の映画では、入学試験のシーンが出てきます。


 

留学期間

バレエ留学を考える時、何年間留学するのかということはとても重要です。
期間によっても留学開始年齢がかわってくるともいえるからです。

娘の経験からすると最低2年は経験した方が良さそうです。

海外の学校は9月に始まり、だいたい6月で終わります。
7、8月は夏休みです。
(一部例外もあります。オーストラリアは4月~が新学期)

すると、1年間と言っても実際は10か月

その間に冬休みや、国によっては1週間くらいのお休みもちょいちょい平気であります笑

なので、1年間は本当にあっという間です。

はっきり言って短いです。

経済的に問題ないのであれば、最低2年間
留学開始年齢によっては3年間と考えておきたいところです。

留学費用

これについては、留学先の学校(国立か私立か)によってかなり違ってきます。

もちろん奨学金(スカラシップ)をもらって留学できる場合は、
授業料免除、場合によっては生活費も援助してもらえたりがあるかもしれません。

そうでない場合は、資金面も考慮しておかなくてはなりません。

最も費用がかからないケース

ドイツ国立のバレエ学校です。

授業料:無料/年間登録料=約10万円くらい(円安の昨今は15万~)

生活費:月10万円くらい(15万~)
寮やアパートなど住居費と食費など:レートにもよるが贅沢しなければという前提

ビザ:ドイツ国内で取得

 

 

最も費用がかかるケース

ご想像通りイギリスです。

ロイヤルバレエスクールアッパースクール(16歳~19歳)の場合

授業料:年間約£20,000(約300万円)
生活費:寮に入った場合=年間£11,000(約160万
合計で460万円です!!!
*1£=150円計算(円安の昨今は以前の×1.3~1.4倍‼)

奨学金が無ければ一般家庭ではなかなか厳しいですよね。。

※その他の注意事項
*未成年の場合はガーディアン(有料)を付けることを義務付けられている
*一定レベルの英語力必要
費用面以外にも、ハードルがかなり高いです。

留学費用などについては、また別に記事にしたいと思います。

ガーディアンとは
イギリスでは18歳未満の子どもが長期滞在する場合で、親がイギリスにいない場合に、ガーディアン(保護者代わりになる後見人)を付けることが義務つけられています。

*費用:年間£2,000(約30万円)~£3,500(約50万円)
〈日本人ガーディアンの場合は2~3倍〉
[出典:EG-UKイギリス留学センター]

英語のレベル
英国ビザ申請用の試験IELTS for UKVIによる語学力の証明が必要



 

2.バレエ団の募集年齢

年齢

海外と日本では多少違うかもしれませんが、基本的には18歳以上というところがほとんどです。

ただし、あまり年齢が上だと難しいケースもあります。

年齢が若いければセカンドカンパニーなどへの入団も考えられるので、チャンスの幅が広がります。

海外のバレエ団の応募条件

当然ですが、バレエ団によって違ってくるようです。
18歳~というところもあれば、16歳~というところもあります。

上限が~23歳までとか、26歳までといった感じで決められているところもあれば、
年齢に関して全く何も記されていないケースもあります。

海外は日本と比べるといろいろな面でかなりアバウトなので、厳密に年齢を気にする必要はないかなとも思います。

日本のバレエ団の応募条件

それでは日本はどうでしょう?
下記は、主な国内バレエ団の募集要項にあったものです。

新国立劇場バレエ団    :18歳以上
NBAバレエ団      :記載なし
Kバレエカンパニー    :記載なし
小林紀子バレエ・シアター :記載なし
スターダンサーズ・バレエ団:団員記載なし、ジュニアカンパニー=24歳まで
谷桃子バレエ団      :18歳~25歳まで
東京シティ・バレエ団   :27歳以下
東京バレエ団       :23歳まで(目安として)
バレエシャンブルウエスト :25歳まで
牧阿佐美バレエ団     :18歳~26歳まで

記載の無いところもありますが、ある場合は、下は18歳~ですね。

日本だと、高校を卒業する年齢です。

海外のバレエ学校に留学していたとしても、この時期に卒業すれば、
年齢的には就職も比較的スムーズに行くかと思います。

3.日本のバレエ教室

海外のバレエ教室と日本のバレエ教室では、あり方がそもそも違います。

海外のバレエ学校は、基本的にプロを育成する場所です。
(そうでない民間のオープンクラスなスタジオなどもありますが)

それに対して日本のバレエ教室は、基本的に習いごと教室です。

国立のバレエ学校は、新国立劇場バレエ団の研修所のみですね。
研修生には奨学金制度もあります。

ただ、入所するには高倍率のオーディションを突破する必要があります。

新国立劇場バレエ研修所の募集要項(2026年度)

【本科後期課程】毎年男女合わせて12名程度
・年齢:17歳以上19歳以下
・授業料:363,000円(年額、税込)
・入所料:33,000円(税込)
・研修期間:2026年4月から原則2年間
(月曜~金曜 10:00~18:00)
2年間の研修後、専科(2026年開始予定)に進むものは3年間
・奨学金制度あり

【本科前期課程】男女合わせて8名程度
・年齢:15歳~16歳
・授業料:314,600円(年額、税込)
・入所料:33,000円(税込)
・研修期間:2026年4月から原則4年間
(月曜~金曜 10:00~18:00)
・奨学金制度あり

引用:新国立劇場バレエ団/バレエ研修所の募集について

 

ここで、日本における一般的なバレエ教室のメリット、デメリットを考えてみます。

ここを理解して、海外のバレエ学校と比較してみると、留学する意味や必要性を感じると思います。

 

日本のバレエ教室のメリット

  • 誰でも、習いたい人が入会して習うことができる
  • 基本的にオーディションなどは無いので、希望の教室で習うことができる
  • 費用を支払えば、発表会やコンクールに誰でも参加できる
    (コンクールは、出場に条件がある教室もありますが、、)
  • 現在は、海外で研鑽を積んだ先生が帰国されて教室を開いているケースもある
  • 進級試験などはないところがほとんど

 

日本のバレエ教室のデメリット

  • 費用面も設備も、先生のレベルも教室によってさまざま
    (日本では、バレエ教室を開くのに資格なし)
  • 良いバレエ教室を探すのは、素人には難しい
  • 費用割高になりがち

特に、中学生、高校生と長く習っていると、費用面での負担は半端なく、、

  • 発表会での主要キャストで出演料も高額
  • パドゥドゥを踊ることで、ゲストへのお礼指導料の出費
  • コンクールへの出場も多くなりがちで、比例して出費も増える

これらを加味すると、自費でも留学した方がよいのでは?と思えてきてしまいます。。

 

4.日本の学校との兼合い

日本でバレエを習っていると、学業の方を軽視してしまう場合もあります。

海外のバレエ学校では、学業も並行して重視しているところが多いです。

どこかの記事にも書いた気がしますが、バレエは若い芸術なので、
40代以降も踊っているダンサーはほんの一握りです。

人生100年時代と言われているこの時代に、現役以降の人生の方が長いんですよね。

こう考えると、学業の方も大切であることは言わずもがなですよね。

特に日本では、アルバイトをするにしても、高卒以上~が一般的です。

また、日本と海外では義務教育の期間が違います。

日本では、義務教育である中学校を卒業する年齢が15歳ですね。

個人的には、日本の義務教育期間は日本で教育を受けた方がよいのでは?と思っています。

 

*海外の義務教育期間

アメリカ(州によって違う)6~18歳
イギリス5歳の誕生日~16歳
フランス6歳~16歳
ドイツ6歳~15歳(一部の州は16歳)
スイス(州によって違う)幼稚園4~5歳、中学校12~14歳、高等学校15歳~18歳(ジュネーブ州のみ)
カナダ(州によって違う)幼稚園4~5歳、小学校~高校まで12年間(グレード1~12)

*フランスのコンセルヴァトワールなどは、該当年齢の場合は現地の義務教育必須です。
*カナダも州によっては、現地の高校に通うことを推奨しています。
*現地の高校へ通う場合、国内の生徒は無償でも、留学生はそれなりの費用がかかるケースが多いです。

現地の高校に通うのでなければ、日本の通信制の高校を選択肢に入れて、高校は卒業しましょう。

 

 

結論:バレエ留学は高校1年生から、ドイツが最安

いろいろ考察してきましたが、就職年齢からの逆算バレエ学校の卒業年齢日本の義務教育などから考えると理想的なバレエ留学の年齢や国は、下記の通りです。

  • 留学開始の最適年齢:高校1年生
  • 期間3年間
  • ドイツ:費用面から見た場合(最安)

これに関してはいろいろとご意見のある方もいるとは思いますが、
あくまでわたし個人の意見ですのであしからず。

上記のプランが転じて、高校2年生から2年間、スイスへ留学。
となったからといって全く問題ありませんし、いろいろなケースがあって当然です。

最終的には、本人の頑張り次第ですしね。

上記のプランをかなえたいとなった場合は、中学生の間にすることが自ずと決まってきます。

高校1年生の秋から留学する場合、中学3年生の時にオーディションに合格している必要があるからです。

  • 中1~中2で、留学に慣れるために海外のバレエ学校のサマースクール短期期留学に参加する
  • ドイツ(や他ヨーロッパ)のバレエ学校がスカラシップに入っているコンクールに出場する
  • バレエ学校オーディションを受ける(オンラインやビデオ審査もあり)
  • 高校受験ははじめから通信にする
    (もしくは費用負担の少ない公立にして、留学が決まったら通信に切り替え)
  • 英会話の勉強を始める

目標や目的が決まれば、あとは行動するだけ。

そして保護者は子どもの夢を応援するために何ができるかを考えるだけですね。

 

渦中にいると、大変なことも多いですが、終わってしまえばとても短い期間だったことがわかります。

そして、それがとても幸せな期間だったということも。

今できることを精一杯してあげてくださいね。

ただし過保護になりすぎないように注意が必要ですが、、

お子さんのバレエの夢を応援しています。

 

 

 



 

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バレエの世界はちょっと独特で分からないことだらけ。ふたりの娘のバレエを応援していた元バレエママが、自身の経験を元に、バレエを頑張るお子さんをサポートする保護者の方を応援する情報を書いています。 詳しいプロフィールはこちら