この記事を読んでいただくと、
子どもがどうしてバレエを辞めたいと思うのか、その理由を把握することができます。
親として子どもの悩みや不安を取り除く方法を考えたり確認しておくことができるので、いざという時に慌てず対応することができるようになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
理由を聞いても答えてくれません。
どうしたらいいでしょう。。
私はバレエの先生や心理カウンセラーといった専門家ではないので、
ここで正解をお伝えすることはできません。
娘たちがバレエを習っていて、辞めた後に後悔したことがある元バレエママからの視点で、保護者の方が「あの時もっとこうしてあげておけばよかった~」という思いをできるだけしなくてすむように、私がその時後悔したことも交えてお伝えできたらとこの記事を書いています。
お子さんの年代によっても悩みは違ってくるかと思うので、ざっくりと二つの年代に分けてみました。
今回はその前編『小学校低学年まで』です。
この年代ですと、そもそも親のすすめで習い始めたという子どもも多いことでしょう。
中には、学校のお友達の発表会を観に行って自分もやってみたくて始めたという子もいると思います。
そんな子どもたちがバレエを辞めたい理由と対応をまとめています。
理由1:学校のお友達ともっと遊びたい
小さいうちは習い事よりも学校のお友達と遊ぶ方が楽しいことがほとんどです。
その子その子によって違うとは思いますが、女の子は特に、お友達が自分のいないところで集まって遊んでいると、自分だけが仲間外れになったような気持ちになるようです。
理由2:バレエの先生との相性
小さな子どもも一人の人間ですから、まわりの人との相性はあります。
それがバレエの先生だったら、毎回のレッスンはつらい時間になり行きたくなくなってしましますよね。
理由3:バレエ教室になじめない
一般的にバレエ教室の入会時期で多いのは、学年が変わる4月と、
バレエ教室の発表会が終わった後かと思います。
そうでない時に入会した子や、小学校2~3年生で習い始めた子などの場合、
すでに習っている子たちは仲良しになっているケースが多いです。
元々社交性のある子やマイペースな子は問題ないかもしれませんが、
そうでない場合はその中に後から入っていくのはなかなか大変です。
我が家の場合、長女はこのパターン(小2の途中で移籍)でしたが、
マイペースすぎる性格だったのでさほど気にしていない様子でした。
これが次女だったらなかなかなじめずに、すぐに辞めてしまったかもしれないなぁと思うことがありました。
理由4:そもそもレッスンが好きではない
華やかな舞台とは裏腹に、バレエのレッスンは小さな子供からしたら、
毎回同じことの繰り返しで地味できついし楽しくない。。
はっきり言ってつまらないかもしれません。
習いごとにも向き不向きがあります。
バーレッスンは苦手でも、発表会の振り付けが始まったとたんに生き生きしてくる子もいます。
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理由5:憧れのトウシューズをなかなかはかせてもらえない
今はほとんどないとは思いますが、以前は小学校低学年からトゥシューズをはかせる教室がありました。
それでも3年生くらいになると、トゥシューズに慣れるために少しだけはいて練習を始める子もいるようです。
小学校低学年くらいまでは精神的にもまだまだ未熟です。
お友達がトゥシューズの許可が出ているのにはいているのに、自分がはかせてもらえないのはなんで?と悩んでしまうかもしれません。
海外でトゥシューズがはけるようになる目安は、
骨格がしっかりしてくる11歳、12歳以降から徐々にというのが通説です。
低年齢のうちは、骨が柔らかく、脚の筋力や体幹もまだそこまで備わっていません。
その状態でトゥシューズでハードなレッスンをしてしまうと、
骨の成長を妨げたり、骨が変形したりする可能性があることは親も知っておきたいところです。
子どもの気持ちによりそってあげましょう
いちど始めた習い事を辞めたいと思うのには理由があるはずです。
この年代の子どもは、自分が楽しいことが最優先です。
バレエを辞めたいということは、バレエが楽しくないということなのかなと思います。
聞いても答えてくれないことがあるかもしれません。
そんな時は、理由を教えてくれないなら辞めることはできないな~などと話してみましょう。
優しく問いかけたら答えてくれくれる子どもが大半ではないでしょうか。
ついこの前まで小さな赤ちゃんだったのに、気が付けばしっかり自分の意志を持って行動していてびっくりしますよね。
そして、小さな子どもが頭の中で考えていることは、親が思っている以上に複雑で、案外しっかりしているようです。
この年代の辞める辞めないの決断は、ご家庭の考え方によっても違ってくると思います。
それでもせっかく習い始めたバレエです。
楽しく続けていける方法を見つけてためしていってみてくださいね。
お子さんの楽しいバレエライフを応援しています。