この記事を読んでいただくと、子どものバレエに必要な親のサポートの内容が年齢別にわかります。
親がかかわることの多い子どもバレエですが、年齢に応じてサポートの内容も変わってきます。
下記は、子どもバレエ【親のサポート】のポイント3つを元バレエママが解説♪という記事に記載した年齢別の親のサポート一覧表です。
身支度 | 送迎 | 食事・ 体調管理 | 精神面 | 経済面 | |
---|---|---|---|---|---|
小学校入学前 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
小学校低学年 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
小学校高学年 | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
中学生 | × | △ | ○ | ◎ | ◎ |
高校生 | × | △ | △ | ○ | ◎ |
高校卒業以上 | × | × | △ | △ | △ |
※◎=必ず必要
※〇=ほぼ必要
※△=場合によって必要
※×=ほぼ不要
詳しく見ていきましょう。
ポイント1:身支度
これは、なんといってもシニヨン(髪をアップにしてお団子にまとめる)です。
- 朝からシニヨンをして学校へ行く
- どうしても無理な時は、知り合いの美容師さんに頼む
- バレエ教室のママと仲良くなって、お願いする。
- バレエ教室の先生に相談する(助教の先生や上のクラスのお姉さんがしてくれることも有り)
シニヨンは、早い子では小学校低学年でもできるようになる子もいるようですが、だいたい小学校高学年くらいでできるようになります。
でも、小5で遠方のコンクール(宿泊あり)に出たいと言ってきた時に、シニヨンが自分でできるようになることっていう条件を出しました。
よほど出たかったのか、まぁまぁ上手にできるようになりました。
また、シニヨン以外では、小学校入学前の場合はタイツを履くことも慣れるまで大変かもしれませんね。
ポイント2:送迎
バレエ教室は、必ずしも自宅の近くにあるとは限りませんよね。
近かったとしても、未就学児は送迎必須です。
小学校以降は、多少遠くても、電車やバスなどで通えるところだと自分で通えます。
ただ、レッスン終了が夜9時、10時となると、夜遅くで心配なので、最寄り駅までお迎えに行くなど必要になってくかと思います。
学校が終わって家に一度帰ってからだと、どうしてもレッスン開始時間に間に合わないので、
中学校近くで車で待機していて連れて行ってたこともありました。
車の中で軽食を食べて夜遅くまでレッスンしたりしてましたね。
今思うとあの頃のスケジュールはちょっと異常だった気がしますが。。。
宿題は学校の休み時間なんかに終わらせるようにしていたようです。
ポイント3:食事・体調管理
バレエは自分の身体で表現する芸術なので、美しい身体のラインが求められます。
正しいレッスンをきちんと受けいれば、体型・姿勢が美しくなっていきます。
とはいえ、思春期になると、身体が変化してきます。
だからと言って、極端なダイエットをしたりすれば、身長が伸びなくなる可能性があるばかりでなく、将来的に女性としての機能に影響が出てしまう場合もあるから注意したいところです。
食事に関して言えば、思春期に入って急に変えたりするのではなく、小さい頃からの習慣が大事です。
甘いものや脂っこいものはたまのご褒美にして、バランスの良い食事を心がけたいですね。
また、身長も重要です。
バレエ団の募集要項を見ると、女性は国内では最低でも160センチ以上がほとんどです。
(男性は170センチ以上)
海外では165センチあっても低い方です。(男性は175センチ以上)
身長に関しては遺伝的な要素もあるかと思いますが、
小さい頃からカルシウムやたんぱく質をしっかり取って、
身長で悔しい思いをしないようにサポートしてあげたいですね。
食育の観点からもしっかり見直す良い機会かも。
何が違っていたか思い返すと、長女は牛乳がとにかく好きで水代わりに飲んでましたね。。
あと、おやつはミニサイズのチーズに海苔を巻いて食べたり、味付きの小魚もよく食べていました。
身長に関しては、食事だけでなく、運動や睡眠などいろいろな要素が絡んできます。
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ポイント4:精神面
親の一番の役目はここかな~と思います。
私の最も反省しているところです。。汗。。
こどもは、バレエだけでなく、学校でも、毎日毎日いろいろなことにに直面して、喜んだり、悲しんだり、悔しがったりして日々成長していってます。
そんな様子をもう少ししっかり見てあげて、声かけやそっとしておいてあげるなど、
その時々でのサポートできていたらな~ということ。
毎日の忙しさで、そこのところが足りていなかったと思います。
今となってはもうどうにもできませんけどね。。
反省しきりです。。
あと、バレエだけでなく、お勉強でもなんでもそうだと思いますが、
特にコンクールに出るようになると、頑張ったけど結果がついてこない事ってありますよね。
てかそっちの方が多いことも?
そんな時、子どもは結果にフォーカスしがち。
親も、ついそっちを見てしまいそうになりますがここは冷静に冷静に。
本人の努力を誉めてあげたいですよね。
- 毎日遅くまで練習したこと
- できなかったことができるようになったこと
- 前回のコンクールと比べて進歩していること
- 学校の勉強とも両立して一生懸命やったこと
あとは、他の子どもさんと比べないこと。
比べるのは以前の自分。
それがわかっている子は、ぐんぐん成長してプロになっている子も多いように思います。
ポイント5:経済面
先のところで書き間違えました。
親の一番の役目はここでした!
ただ、小学校低学年くらいまでは、月謝と発表会代、あとはレオタードやシューズ、タイツなどのレッスンで使用するものなので、びっくりするような金額までにはなりません。
初期費用はざっくりとですが下記の通りです。
項目 | 金額 | |
---|---|---|
入会金 | ¥5,000-~¥10,000-くらい | |
月謝 | 週1回=¥6,000-くらい~ | |
バレエ用品 | レオタード | ¥4,000-くらい~ |
タイツ | ¥2,000-前後 | |
バレエシューズ | ¥2,000-~¥3,000-くらい | |
その他(バッグ、防寒用上着など) | 適宜 | |
合計 | ¥20,000-~¥35,000-くらい |
それ以外としては、年に1回ほどの発表会の費用があげられます。
平均してだいたい10万円くらいでしょうか。
結構しますよね。
バレエが高いと言われる要因のひとつはこの発表会です。
そして、年齢とともにソロを踊ったり、男性と踊ったりするようになると、その額は一気に上がります!汗
また、子どもさんがプロのバレエダンサーになりたい!と、コンクールに出るようになるとますます事情が変わってきます。
ここでは詳しくは語りませんが、それ相応の覚悟?が必要になってくるかと思います。。
ご家庭の方針にもよるかと思いますが、
ある程度の年齢(中学生もしくは高校生)になったら、バレエにかかるの費用がどのくらいかを伝えてもよいと思います。
特にコンクールや、発表会で男性と踊る場合などは伝えるべきかなと思います。
そうすることで、コンクールなども取捨選択できるようになりますし、
将来の仕事としてバレエを考える際に、自分で考えて行動できるようになると思います。
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親のサポートは切り替えタイミングが重要
バレエに限ったことではありませんが、
バレエも年齢に応じて親のサポートも少なくなる、もしくは質が変わってきます。
- 小学生の頃:身支度や送迎といったことが中心
- 中学生以降:精神面、経済面、食事管理が重要
この辺りの切り替えがうまくできると、
お子さんにとっても保護者さんにとっても、
有意義で楽しいバレエライフを過ごせるのではないでしょうか。
今からバレエを始めるお子さんの保護者さんも、
既にバレエを習っているお子さんの保護者さんも、
親ができるサポートを考える上で少しでも参考になったら嬉しいです。